「半か丁か!」
「・・・丁で行きやす」
なんていう時代劇のシーン、一度は見たことありますでしょうか。
さいころ2つをざるの中で振って、
その2つの数字の合計が奇数なら半、偶数なら丁に賭けるという
昔の博打で有名ですね(・∀・)
FXはギャンブルではなく投資だということを必ず意識して
臨んでいっていただきたいところですが、
投資の世界でも博打の考えが通用するところがあります。
一体、それはどういうことなのか
本日のテーマのテクニカル指標、
「サイコロジカルライン」を解説しながら
見ていきたいと思います(*´ω`*)
サイコロジカルラインの概要
冒頭にさいころの話をしたので、
あの立方体のさいころが関係あるのかな?と思われたかもですが、
すみません、関係ありません( ノД`)
サイコロジカル(Psychological)とは
「心理的な」という意味です。
FXはいくら投資の世界と言っても
実際に通貨を売買しているトレーダーは世界中の人間です。
様々な人間が関わるということは、
様々な心理が絡まりあって為替は動いているということです。
冒頭で話しました博打の話ですが
博打には、次の手で何が来るかわかりません。
しかし、半が何回も連続で来たとき、どう思いますか?
「半が連続してるし、どうせ次も半が来るだろう。」
「半が連続してるし、次こそは丁が来るだろう。」
というような、どちらかの心理が働かないですか?(。´・ω・)?
実際には、半が来るか丁が来るかは
確率でいうと1/2なのは何一つ変わらないのです!
しかし、人間というのは不思議なことに
わかっていても心理に依存してしまう瞬間があるものなんですね。
FXの世界に置き換えてみると
為替の上昇が続きすぎるとそろそろ頭打ちになって下がるだろう、
逆に下降が続きすぎるとそろそろ底打ちになって上昇に転じるだろう、
というような心理が働きます。
その心理的要素を数値化し、相場が上昇した時に売りのタイミングをはかり
下降した時に買いのタイミングをはかる
逆張り手法のテクニカル指標が「サイコロジカルライン」なんです。
サイコロジカルラインの計算式と仕組み
計算式は意外と単純!以下です。
[(過去n日間のうち前日終値から当日終値が上昇した日数)/(期間n)]×100
です。
式の意味するところは
過去n日間のうち前日より終値が上昇した日数の割合、
つまり、過去n日間のうちの勝率はいくらか?
ということです。
サイコロジカルラインの数値が高い(勝率がいい)と買われすぎ、
数値が低い(勝率が悪い)と売られすぎと判断し、
逆張りを仕掛けていくという手法になります。
FX初心者さんが覚えるべき使い方 m9(`・ω・´)
さて、仕組みがわかったところで
FX初心者さんが実際に取引をする上で、
サイコロジカルラインをどのように使用していくべきか
覚えるべきポイントを整理しておきましょう。(`・ω・´)
▼画像はクリックで拡大できます。
上の図は実際のFXでのチャート画面になります。
サイコロジカルラインは他の指標と比べて
直線的なラインを描くのが特徴的です。
このラインが25%を下回った時に買い、
75%を上回ったら売りと言うことを覚えておきましょう( ・∀・)
オシレータ系の指標ですので
いつものことながら、指標が通じるのはレンジ相場となります。
トレンド相場だと売られすぎ、買われすぎなんて関係なく
たとえ75%を上回ろうが25%を下回ろうが
ずっと指標は上下に貼りついたままの状態となってしまいますので
トレンド系の指標と組み合わせて総合的に判断するのがいいです。
そしてサイコロジカルラインで見る期間、
つまり先ほどの計算式でnとしていたところですが
nに当てはめる設定値は次の3つの数値がオススメです。
n=8、12、22
特にこれでないといけないということはないですが
株などの判断でも同じ数値を用いられることが多く
一般的に投資家たちの心理が動きやすいと
言われている数値になるんですね~( ゚Д゚)
以上が、今回のテーマ「サイコロジカルライン」でした。
勝率のみで判断するという至ってシンプルな指標なだけに
精度は少し低いかなというのが実際ぷれが感じているところです。
実はサイコロジカルラインの考え方に
どれだけレートが上昇(下降)したのかも考えようよ!と
上昇幅(下降幅)を導入したのがRSIだったりします。
よかったら、RSIのページも参考にしてみてくださいね^^